彼がチーズを買ってきてくれて、黒パンと一緒に食べてみた

食事の楽しみは、食事の味だけではなくて、食事という名目を使って、誰かと同じ空間で同じ味わいを共有することができることだと思います。

今日は、彼が1人で買い物に行って、チーズを買ってきました。 チーズの種類としては、ナチュラルチーズなので、特別な種類でもありません。

ですが、引っ越しをして以来、チーズを買ったことはなかったため、初めてこの地で食べるチーズでした。

丸いパッケージに入れられたチーズは、6等分されてました。 プレーンなチーズではなく、ハムやマッシュルームなど、具材がチーズに練りこまれていました。

彼は、チーズが大好きなので、彼だけであったら、きっとチーズをそのまま食べていたでしょう。 でも、今日は黒パンがあったため、黒パンにチーズを薄く伸ばして食べてみました。 黒パンとチーズの組み合わせは初めてでしたが、とても美味しかったです。

彼がいうには、黒パンに何かをのせて食べることはとてもポピュラーな方法だそうです。

黒パンにのせるのは、チーズでもいいし、ジャムでもいいそうです。 今回はチーズでしたが、黒パンの酸味とチーズの濃厚さ、塩加減が絶妙にマッチしていたと思います。 彼とは、毎日一緒に食事をしていますが、

今日は黒パンとチーズという新しい組み合わせの料理を楽しむことができました。

食事の楽しみは、味そのものだけでなく、やはり誰かとその味わいを同じ空間で楽しめるという共有の体験を作れることだと思います。

食べるという行為は日常的なことですが、大切な人と素敵な時間を共有することはそれほど日常的なことではない人も多いと思います。

そう考えると、毎日、彼と一緒に食事ができるということがどれだけ贅沢なことであるかを感じます。

彼と離れて暮らしている時は、美味しいものを食べていたとしても、その美味しさを彼と共有することはできませんでした。 事後的に、食べたものを伝えることはできるかもしれません。

でも、一緒に同じ空間で、同じ味を体験することは、言葉で伝えることとは全く違います。

また、とびっきり美味しい訳ではないシンプルな料理であっても、彼と一緒に食べていれば、その食事の時間はすごく満たされた気持ちになります。

どんなに美味しい食事をたくさん食べたとしても、

それが1人っきりであれば、お腹はいっぱいになっても心は満たされなかったでしょう。 チーズは、ありふれた食品かもしれません。

黒パンとチーズの料理もシンプルな料理です。 でも、彼と一緒に食べると、どんなシンプルな料理も素敵な時間をもたらしてくれます。